Q107★なすの色が変わるものは、酢と、塩と、石鹸水のほかになにがありますか?

  
それはね…

なすの色はアントシアニンという色素のなかまがもとになっています。その色素は酸性にしたり、アルカリ性にしたりすると色が変わります。身の回りにある酸性の物質は酢のようなすっぱい味がするものです。レモンやオレンジなどもすっぱい味がするでしょう。アルカリ性のものは重曹を溶かした水などがあります。うすいアルカリ性の水溶液は手に触れるとすこしぬるぬるします。いろいろなもので試してみて、色の変化を観察するとともに、加えたものの性質(酸性化アルカリ性かなど)も調べてみるといいでしょう。なすを煮るときにくぎをいれるとその鉄分で色がきれいになることも知られています。いろいろな金属を入れて調べてみるのも興味深いでしょう。

(AK) 2006/08/23