Q122★いろいろなもので10円玉の汚れを取り除く実験をしたのですが、きれいになった10円玉は時間がたつと色が元に戻ってしまうものがありました。なぜなのでしょうか?
あと、きれいになった10円玉のほとんどが赤っぽく光沢の無い、おもちゃの10円玉のようになってしまったのはなぜですか? それはね… 10円玉は青銅(せいどう)という金属でできています。成分は95%が銅で、それに亜鉛とすずが少し混ざっています。公園などに建っている銅像も青銅でできてい ます。 10円玉はできたての時はぴかぴかひかる赤っぽい銅の色をしていますが、永い間空気に触れているとだんだんと黒っぽい色に変わります。公園の銅像と同じように、黒っぽい色になったらそれ以上あまり変化しません。これは、表面に黒っぽいものがうすくついているからです。ついているものは酢のような酸性のものに溶けるので、よくみがくともとの銅の色が現れるのですが、放っておくとまた黒っぽくなります。たくさんの人が触ると手垢(てあか)などがついて、さらに黒っぽくなりますが、これはおもにたんぱく質なので、やはり、酢やソースなどをつけてみがくととれていきます。 きれいにした10円玉に光沢がない理由は質問文だけではわかりませんが、いろいろなものをつけてみがいてみるともっとぴかぴかしてくるかもしれません。 他の硬貨などもいろいろとみがいて試してみてください。 でも、貨幣を傷つけたり、形を損なったりすることは法律で禁止されていますので、表面をきれいにする以上のことはしないように注意してください。 (AK) 2007/07/16 |
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