Q132★同じ大きさの冷凍みかんをひとつは水の中に入れて、もうひとつは空気の中に入れてどっちがはやくとけるか調べました。水の中のほうがとてもはやかったです。氷でもじっけんしました。やっぱり水の中のほうがはやかったです。どうしてですか?

  
それはね…

 水の中に入れると空気中においておくよりもはやくとけたのは、水の中のほうが冷凍みかんがあたたまりやすいからです。
 冷凍みかんは中まで凍って、冷たくなっています。とけてもとにもどったみかんは、中の温度が冷凍みかんより高くなっています。冷凍みかんは周りから熱をもらいながらとけるので、みかんの温度が上がるとまわりの温度は下がるのです。
 冷凍みかんは水に入れられるとまわりの水から熱をもらってとけはじめます。まわりの水は冷たくなっていきます。水のほうが空気よりも熱がつたわりやすいので、はやくとけるのです。
 空気中は水中よりも熱が伝わりにくいので、冷凍みかんはまわりの空気によってゆっくりとあたためられ、まわりの空気はゆっくりとつめたくなるのです。
 冷凍みかんはみかんに含まれる水分が凍ってできているので、その性質は氷によくにています。それで氷でも同じようなけっかになったのです。

(AK) 2007/08/16