Q134★紅茶の色の変化を調べています。れもん、キュウリ、トマト、パセリ、砂糖、重曹、クエン酸、イチゴジャム梅ジャム、蜂蜜を使いました。それらを酸性かアルカリ性かを調べようと思いました。紫キャベツでできることがわかりましたが、売っていなかったので代わりにナスの皮とオシロイバナで試してみました。おしろい花は朝顔でできるのを知っていたたのでできるかなと思い試してみました。ナスの皮はどす黒く、そこにレモンを入れたら、ピンク色になると思っていましたが実際には色が抜けました。他のものを入れても青や黄色になったりしませんでした。オシロイバナは変化がありませんでした。調べたら色の出るのはアントシアンということがわかりました。オシロイバナには入っていないのでしょうか? なぜ紫キャベツのような変化が起きなかったのか教えてください。 また紫キャベツのほかに変われるものがあれば教えてください。

  
それはね…

身近で手に入るいろいろな花や実を使って実験してみたらどうでしょうか。ムラサキキャベツは色の変化がわかりやすく、虹の七色なども作りやすいので便利な材料ですが、そのほかにもアジサイやつつじの花などが使えますし、ぶどう果汁やブルーベリー果汁なども使うことができるでしょう。ハーブティーとして売っているマロウブルーも酸性やアルカリ性にしたときに色が劇的に変化する面白い材料です。
 いろいろな花や実を使って水溶液を作り、そこにれもん、キュウリ、トマト、パセリ、砂糖、重曹、クエン酸、イチゴジャム、梅ジャム、蜂蜜などをくわえて変化を調べてみてください。それぞれの花や実に含まれている色素の構造が少しずつ違っているのでおなじ色にはなりませんが、変化の様子は観察できると思います。
 オシロイバナの赤い色はベタレインという色素です。ナスはアントシアン類の色素なので酸性とアルカリ性のときとで色が変化しますが、きれいな七色にはなりにくいと思います。レモンで色が抜けたように見えたのは色の変化が観測されているためなので、ナスの皮の絞り汁などをつかってもう少し調べてみてください。

(AK) 2007/08/21