Q151★テレビやそうじきが熱くなるのは何故ですか?

  
それはね…

 テレビは放送局からの電波を受け取って電気の信号に変えて、その電気の信号を光の信号に変えて画面に映像を映しています。掃除機は電気でモータを動かして運動に変えて空気を吸い込んでいます。

 電気を光や運動などに変えるときには、すべての電気が100%使われてはいないのです。一部は光や運動になりますが、残りは熱になっています。その熱でテレビや掃除機などの電気製品は温かくなっています。

 たとえば、電気は電気コードの金属線の中を流れています。金属は良く電気が流れますが、金属の種類や形によって電気の流れにくさが違います。この流れにくさを抵抗といいます。この流れにくさは、いつも熱を生み出してしまいます。何か電気製品を使っているときにコンセントの電気コードを触ってみてください、少し温かくなっていませんか。逆に、この特徴をうまく使うことで、電気ストーブなどのヒータになります。

 今、新しい電気製品では、効率的に電気を使うことが出来るように開発が進められています。電気をできるだけいらない熱にならないようにできれば、テレビや掃除機を動かす電力は少なくすることができます。
そして、みんながいつも使う小さな電気製品の省エネルギーの1つ1つの積み重ねによって、発電所で電気をつくるときの二酸化炭素の排出を少なくできます。地球温暖化防止の取組みの1つになっています。

(MS & SO) 2008/08/17