Q160★プリンを沢山作ったときに冷凍すると、ぼそぼそになってまんなかがふくらんできれいにできません。なめらかなままでふくらまないようにするにはどうしたらいいですか? プリンには卵はつかっていません。 それはね… プリンの作り方には色々な方法があるようですが、どのような作り方をしているのでしょうか。 家庭で作る一般的なプリンは、冷凍して解凍すると、"ス"が入ってしまいスポンジのような食感になってしまいます。 このような現象はプリンだけではなく豆腐などでも起こり、それを利用したのが高野豆腐です。 プリンや豆腐は、卵や牛乳、豆乳に含まれているタンパク質が、熱や凝固剤(固める薬)によって網目構造をつくることで固まります。その網目構造の中にはたくさんの水が含まれています。その水は、凍るときに近くの水同士で集まって比較的大きな氷の結晶を作るので、タンパク質の網目が粗くなってしまい、そうなると網目が十分に水を捕らえきれなくなるので、解凍して出てきた水は外に出てしまいます。また、氷の結晶があったところは空間ができてしまい、粗い網目のスポンジ状態になってしまうのです。プリン全体がふくらんだように見えるのは、水が凍って氷になると体積が増えるためでしょう。 市販されているプリンには冷凍できるものもありますが、例えば、砂糖の代わりに水あめを使うなど、プリンの中の水が凍りにくいようにしています。(市販のものにはトレハロースという甘味料が使われているようで、これは水あめより効果が高いそうです)。 その他にも、ゼラチンを使って固めるゼラチンプリンは、凍らしてもスポンジ状態になりにくいようです。 プリンの原料や作り方、そして凍らせる方法や温度など、色々と試してください。 (TO & KN) 2008/11/27 |
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