Q174★どうしてペットボトルに熱湯をかけると縮むのですか。

  
それはね…

ペットボトルはプラスチックという材料で作られています。
プラスチックにはいろいろな種類がありますが、ペットボトルに使われているプラスチックは温度が高くなるとやわらかくなる性質を持っています。(逆に温度が高くなるとかたくなるプラスチックもあります。)
ふつうのペットボトルにお湯をかけると、あたためられてプラスチックがやわらかくなり、つぶれて縮んで見えます。
最近はペットボトルの材料となる石油を節約するため、ペットボトルを作るときにつかう石油の量をうんとへらしてペットボトルを薄くしているので、とくにやわらかくなりやすいのです。
逆に、この「温めるとやわらかくなる」という性質を使って、材料を風船のようにふくらませてボトルの形にします。おもしろいですね。
オレンジ色のキャップをした暖かい飲み物(ホット)用ペットボトルは、熱に強い材料を使ったり、2重の壁にして熱に対して強い形にしています。
ここでも化学の力が活かされています。

(KI) 2010/06/25