あなたが調べたように、自然にある水には酸性やアルカリ性を示すものが多くあります。なにも混ざっていない水（純水、じゅんすい）は中性となります。なのでこれらは水に他の酸性を示す物質（ぶっしつ）やアルカリ性を示す物質が溶けることによりその水は酸性、アルカリ性を示すようになります。あなたが調べたプールの水が中性であったのは酸性を示す物質、アルカリ性を示す物質があまりふくまれていなかったと考えられます。
レモンが酸性なのは、レモンに含まれている“クエン酸”という物質のためです。
これは水に溶けると酸性を示します。お菓子のラムネにも多く含まれているのでためしてみてください。
次に牛乳はなぜ中性なのかということですが、牛乳は赤ちゃんを育てるためのえいようとなるたくさんの物質が水に溶けたものです。そのえいようの中には酸性を示す物質もあれば、アルカリ性を示す物質もあります。いっぱんに、酸性とアルカリ性の物質ががちょうどよい割合で混ざると、純水でなくても中性になります。牛乳の場合も、これらの物質がちょうどよい割合で混ざっているために中性になっていると考えられます。
最後にコーヒーはなぜアルカリ性なのですか? ということですが、おもしろい発見をしましたね。コーヒーは作るときにマメを焼いて、それを粉にして作ります。その時、マメに含まれている物質が酸性をしめす物質に変化します。そのため多くのコーヒーは酸性を示すことになります。あなたのじっけんに使ったコーヒーは、コーヒー以外のいろいろな物質が入ったものではないでしょうか? ほかにいろいろなコーヒーでじっけんするとおもしろいと思います。

(MY) 2010/08/24