Q179★アイスクリームは暑い日に食べるとなぜ溶けやすいのですか? 水を熱するとなぜ小さな泡が出きるのですか? 水はなぜ冷凍庫で氷に変化しますか?
それはね…
水は温度によって氷や水蒸気(すいじょうき)に変化します。
まずあなたがのんだり、手をあらったりする水のすがたを液体(えきたい)といいます。
そして冷凍庫で作った氷を固体(こたい)といいます。お茶などをわかす時、やかんからでる目に見えないすがたになった水を気体(きたい)といいます。このように水には固体、液体、気体の3つのすがたがあります。
なぜそのように3つのすがたがあるのでしょう。それにはもう少し水について知らなければなりません。いつもあなたが水としてのんでいるものは、実はとても小さい「水の分子」がたくさん集まったものです。集まった水の分子はじっとしているのではなく動き回っています。温度が高いほどはげしく動き回ります。はんたいに、温度が低くなると動き回る力があまりなくなってしまい、水分子どうしでひっついてしまいます。
まず冷凍庫で水が氷になるのは、冷凍庫では温度がとても低い(0度以下)なので水の分子は動き回る力があまりありません。それで水分子どうしでひっついて固まり氷になるわけです。
次に、水を熱するとなぜ小さな泡がでるのかということですが、通常は水の表面から気体になるのですがこの場合は、水の温度が高くなるにつれて分子の動きがどんどんはげしくなります。水の温度が100度になると水の内部から気体になります。液体の時にくらべて体積は約1600〜1700倍に大きくなります。それが泡となって見えるのです。でも熱する時、40〜50度ぐらいで出てくる小さな泡は、水の中に溶けていた空気があたためられて出てきたものです。
アイスクリームが暑い日に食べると溶けやすいのも同じ理由です。アイスクリームをしまってある冷凍庫では、温度が低いので分子の動きがおさえられて固体となっているのです。しかし食べるときの気温が高いほど(暑い日)分子の動きが活発になり早く溶けて液体になるのです。
(MY) 2010/08/24
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