Q58★太陽はなぜ燃えるの? いつまでも燃え続けるのでしょうか? それはね… ☆太陽はなぜ燃えるのか 太陽は燃えているといいますが,我々の身近でいろいろなものが燃えるのとは異なった現象です。 身近なところで起こる燃焼という現象は次のようなものです。 物質が酸素と反応して,言い換えると物質を構成している原子が酸素と結びつき, 小さな破片に分かれることで,このときにエネルギーをまわりに放出します。その結果,周囲の温度が高くなります。 したがって燃えるという現象は化学反応ということができます。 一方,太陽では,水素原子同士が結びつき,エネルギーを放出しているのです。 これは化学反応ではありません。難しくいうと核融合となります。 ☆いつまでも燃え続けるのか 太陽は大部分水素からできていると考えて下さい。先に述べたような核融合によって,水素からヘリウムへの変化が起こっています。その結果,太陽の中心部では1500 万℃,表面でも6000℃を超える高温となっています。また,太陽は地球の100万倍の体積をもっています。 その結果,すべての水素を使い切るまでには長い時間が必要になります。 少なくとも,あと50億年くらいは燃え続けるといわれています。 (RN) 2005/03/18 |
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