Q84★普通の塩の濃度はいくつですか? また、10gの塩と100mlの水で作る塩水の濃度を教えてください。

* お詫び
以前掲載していました回答(2005/09/18)に誤りがありました。
そのため回答を修正しました。
申し訳ありませんでした。

■回答 <2023/07/26修正>

普通の塩の濃度というのは、どのような意味で普通というのかによって違ってきますが、例えば、海水の塩分濃度は約3.4%、人の体の中の液の塩分濃度は、約0.9%で、生理食塩水といいます。

10 gの塩と100 mLの水で塩水を作るときの、質量パーセント濃度を求めてみます。
質量パーセント濃度〔%〕とは、塩の重さ(溶質の質量)÷塩水の重さ(溶液の質量)×100 で計算します。

水の密度を1.0 g/mLとした場合*、水100 mLの重さは、100 gになります。
そのため、塩水の重さは、10 g(塩の重さ)+100 g(水の重さ)となり、110 gです。

質量パーセント濃度〔%〕=10÷110X100=9.09090909・・・・

10 gの塩と100 mLの水で塩水を作るときの塩水の濃度は約9.1%ということになります。

*ここでは、水の密度を1.0 g/mLとしていますが、実際には密度は温度によっても変化します。
 そのため塩水の濃度も温度によって変化するということになります。

小6 (RU) 2023/07/26 (RN 2005)