第 10 回 化 学 安 全 講 習 会 |
主 催 | 日本化学会近畿支部 |
共 催 | 安全工学協会・近畿化学協会・化学工学会関西支部 日本分析化学会近畿支部・大阪工研協会 |
化学物質はあらゆる産業分野において非常に重要で不可欠なものですが、その性質を理解せず取扱いを誤ると発火や爆発、中毒などの事故に繋ります。また、化学物質の環境への影響も極めて重要な問題であり、その規制基準が益々厳しくなってきています。このような観点から、日本化学会近畿支部では化学物質への理解を深め、研究所や工場などの安全性を高め、地球環境を守るために、危険・有害性化学物質の基礎知識や規制基準、災害例や中毒症例からみた事故防止対策、企業での安全活動の実例など現場に即した化学安全に関する講習会を企画致しました。安全についての新規教育や再教育として絶好の機会ですので、皆様の多数の参加をお待ちしております。
日 時 | 平成15年6月5日(木)〜6日(金) |
会 場 | 大阪科学技術センター8階大ホール (大阪市西区靭本町1丁目8番4号・電話 06-6443-5324) [交通] 地下鉄四つ橋線「本町」駅下車、25番・28番出口を北へ約5分、または同御堂筋線「本町」駅下車、2番出口を西北へ約10分。(うつぼ公園北詰) |
(演題題目及び講師)
第1日(6月5日) |
株式会社東レ経営研究所特別研究員 三村 和男 氏
最近、化学工場における爆発・火災災害は増える傾向にある。その多くは在来型のものであり、特に人的・管理的要因によるものが目立つ。これら災害の特徴と問題点および災害から学ぶべき教訓とそれをどのように生かし続けるかについて述べたい。
独立行政法人産業安全研究所 物理工学安全研究グループ主任研究官
山隈 瑞樹 氏
物理工学安全研究グループ 化学工場,軽金属加工場等,可燃性物質を取り扱う工程での静電気放電による火災・爆発は依然として多い。そこで,静電気関連の障災害の現状を紹介するとともに,器材を用いた実演(静電気の発生,作用,ガス・粉じん爆発等)を交えながら静電気及び災害の発生機構,ならびに基本的な対策について解説する。なお,聴講者が特に電気に関する知識や経験がなくとも理解できるよう配慮している。
日本産業安全衛生研究所 小峯 弘久 氏
化学物質の持つ危険・有害性の理解とそれぞれの性質に見合った対策が必要で、法規制のみを守っているというレベルでは問題がある。これからの管理は、現在の欧米の安全管理手法の基本哲学である厳格責任追及主義を頭に描きつつ最適の自社独自の防御システムを構築すること。
第2日(6月6日) |
元(株)カネカ・クリエイティブ・コンサルティング
藤原 肇 氏
化学物質は我々の生活に役立っている反面、扱い方を誤るとさまざまな危害をもたらす。また、化学物質の持つ固有の性質があるときは役立ち、別の場面では裏目に出ることもある。こうした諸刃の剣をうまくコントロールして使いこなす社会的な知恵の一つとして法規制がある。化学物質に係る法規制を体系的に紹介するとともに、労働安全衛生法を例にあげて、その化学物質規制の全容を解明する。
(株)住化技術情報センター技術調査グループ主幹研究員
澤瀉 久方 氏
化学物質の毒性評価の目的、実験動物を用いた毒性試験法と試験結果の評価について具体的に紹介すると共に、試験結果に影響を及ぼす要因についても紹介する。
また、化学物質曝露とヒトの健康リスクアセスメント、特に発癌性のリスクアセスメントの考え方と具体例について述べる。
住友化学工業(株)生産技術センター 菊池 武史 氏
化学物質が持つ潜在危険性(自己反応性、熱安定性、混合危険性等)を評価するための手法(評価装置、評価スキーム等)について解説する。また、フィジカルリスク(火災・爆発による影響の大きさと発生頻度)アセスメントの考え方を紹介する。
大阪市消防局予防部設備保安課副参事 西田
有作 氏
※講師が道下 亮一氏より西田 有作氏に変更となりました。(4月24日)
過去の化学災害事例に基づき、施設のハード面のみならずソフト面において、人はどのような時に失敗するかなどを教訓とし、日頃の安全に関する教育の充実及び保安意識の高揚を図り、事故の再発防止に活かしていくことが重要です。また、卓上実験で引火、爆発、火災の伝播、ガスの拡散等を実際に目で見ることにより化学物質の性状について一層理解を深める。
申込締切日 | 5月23日(金) 定 員 100名 |
参 加 費 | テキスト代・ 消費税を含む 会員 32,000円 非会員 42,000円 本講習会では「化学安全講習会受講証明書」を発行いたします。 |
申込方法 | 下記申込書により参加費を添えてお申し込み下さい。
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申込先 | 〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6階)
日 本 化 学 会 近 畿 支 部電話 06 (6441) 5531Fax 06 (6443) 6685 |
氏名 | |
会員資格 | |
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勤務先 | 部・課名 | ||
所在地 | 〒 |
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連絡先 | 〒(勤務先と同じ場合は記入不要) |
TEL | |
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送金内容 | 会 員 32,000円 非会員 42,000円 月 日送金 | 銀行振込 | |
郵便振込 |