第202回 化学への招待 |
|
研究所見学・講演会 主催/社団法人日本化学会 |
日本化学会では皆さんが知りたいテーマを取り上げて魅力ある「化学」の世界へご案内しています。今回は、文化財の保存にも「化学」が大きく貢献していることを知っていただくために、「薬剤含浸」と「接着」をキーワードとして、下記の研究所の見学・講演会を企画いたしました。どのような壊れやすい文化財が、どのような化学的な過程をへて、博物館などに展示できるまでに保存処理されるか、是非この機会に学んでください。
●日 時● | 平成16年8月31日(火) 13時15分〜16時30分 |
●会 場● | 財団法人元興寺文化財研究所 保存科学センター (奈良県生駒市元町 2-14-8) |
〔交通〕 |
|
講 演 | |
「「保存科学」ってなに?−化学でまもる文化財−」 財団法人元興寺文化財研究所 保存科学研究室室長 植 田 直 見 氏 文化財は祖先が培ってきた技術の結晶です。しかし、長期間地下に埋もれていたり、光や風雨に晒されたりして本来の形や性質を失っています。これを放置すれば、木製品は形が大きく変わり、金属製品はサビの固まりになってしまいます。壁画や絵馬などは顔料が剥落してどのような絵画がどのような技術で描かれたのか判らなくなります。人類共通の財産である文化財を後世へ伝えるため、化学的な方法でこれ以上劣化が進まないようにする学問が保存科学です。 |
|
研究所見学 | |
出土木製品、出土金属製品、土器、絵馬など彩色資料、民俗文化財などの分析および保存処理作業の見学 |
参加費無料
●対 象● | 中学生・高校生および教員 |
●申込締切● | 8月18日(水)ただし、定員(30名)になり次第締め切ります。 |
●申込方法● | 官製はがきに「第202回化学への招待申込書」と題記し、氏名、学校名(学年)、自宅住所、電話番号を明記のうえ、下記あてにお申込み下さい。参加決定者には参加証をお送りします。(8月下旬〜) |
●申込・問合先● | 〒550-0004 大阪市西区靫本町1-8-4 大阪科学技術センター6階 (社)日本化学会近畿支部「化学への招待」係 Tel (06)-6441-5531 Fax (06)-6443-6685 e-mail csjkinki@kinka.or.jp |