Q155★ゼラチンで液体の凝固実験をしました。実験対象は炭酸飲料(今回はサイダー)、果汁飲料、スポーツ飲料、水、麦茶の5種類で試したところ、凝固速度や質に変化が見られました。アルカリ性、酸性、中性などで差がでるものなのでしょうか? それとも別の何かが関係しているのでしょうか?


  ゼラチンは、コラーゲンという、細長い分子の形をした繊維状のタンパク質です。 コラーゲンが暖かい水に溶けて、冷やすと固まってしまうのは、水素結合などの力でコラーゲンの繊維が凝集するからだと思います。水素結合は、酸やアルカリによって、強められたり弱められたりします。また、食塩などの塩も、凝集する力と関係しています。このようなことを、系統的に調べるとおもしろい実験になるのではないでしょうか。


(MH) 2005/08/29