Q156★レモンに亜鉛と銅を導線で結び電流の流れを見ました。プラスとマイナスを変えるとどうして流れない時と流れる時があるか教えてください。


 レモン電池ですね。このとき銅板は正極(プラス極)となり,亜鉛板は負極(マイナス極)となっています。導線を通って,電流は必ず正極から負極へ流れます。導線で電流測定の機器のプラス側を銅電極側に,マイナス側を亜鉛電極側につなぐと,電流は正の値を示します。電流の値を見るのに,アナログの電流計(メーターの針が動く方式)を使うと,上のように結線をすれば,針は右側に動き電流値が正しく読めます。プラス・マイナスを逆につなぐと,針はゼロよりも左に動くはずですが,0の値が最も左にあるため機械的に動かなく,電流が流れてないように見えるかもしれません。ディジタルの電流計では,どちらにつないでもプラスとマイナスの同じ大きさの電流値の読みが得られます。電池を結線すると必ず導線に電流が流れるので,ディジタル電流計を用いると,どちらが正極か負極かが簡単に分かります。


(AI) 2005/08/30