Q161★スチールウールに希硫酸を入れると当然水素が発生します。水素は無臭のはずですか、においをかぐと硫化水素に近いにおいがします。鉄粉でも同じです。しかし亜鉛(粒)でやるとにおいがありません。市販のスチールウールには不純物として硫黄分が含まれているのですか?
だとしたらその硫黄と少しずつ反応して、硫化鉄になったのですか? もうひとつ質問ですが、同じく希硫酸に鉄釘を入れしばらく日にちがたって反応が止まった後、鉄釘を取り出し、石灰水を入れました。すると沈殿が発生しました。その塩は空気中で速やかに酸化され、変色(オレンジ色ぽい)しました。沈殿した塩は「水酸化鉄」でしょうか?
この実験でも水素は硫化水素に近いにおいがしました。



スチールウールと希硫酸から硫化水素のにおいがするということですが、おそらく、スチールウールに硫黄が少量含まれていたのではないでしょうか。あるいは、スチールウールを作る加工の過程で、硫黄化合物を使っていたのかもしれません。詳しいことは、残念ですがお答えできません。

希硫酸と鉄釘とは、反応して、鉄の2価のイオンになります。ここに石灰水を入れると、鉄のイオンが水酸化物イオンに結合するので、水酸化鉄に変化します。これは、空気中で鉄の2価が酸素によって3価に酸化されるので、オレンジ色の水酸化鉄に変わったのでしょう。

(TM) 2005/09/27