Q170★銅粉を加熱し、酸化銅を作るときに黒くなりますよね?その前に虹色の光(?)をだしながら黒くなるのですが、なぜ虹色に光るのでしょうか? これは、大変難しい質問です。実際に実験をしてみました。 薬さじに銅粉をのせて、ガスコンロで焼いてみました。 光りはしませんが、赤茶色の銅粉が外周部から中心に向けて色が多様に変わって ゆく様子が観察されました。 変わってゆく境界は言われると虹色に近いかもしれません。 虹色に「光る」のではなく、「虹色に見える」のなら、干渉縞の可能性もあります。 光の干渉縞とは、光の波長の500ナノメートル(5センチメートルの10万分の1)くらいの間隔のでこぼこ(形とか密度などの性質が波打っているような状態)を通るときに、光を強めあったり弱めあったりすることで、縞模様が見える現象です。 物理で、光や音などの波の性質を勉強すると出てきます。 銅粉は最終的には黒色の酸化銅(II)の粉になると思いますが、コンロでの加熱では一気に粉の内部まで酸化されないのかもしれません。酸化銅の厚みが薄い時にはたまたま干渉縞ができる条件になっているのかもしれませんね。 (MH) 2006/02/02 |