Q210★食べれる氷(冷凍庫で冷やした氷)にはなぜ模様がつくのでしょうか。夏などに氷を食べると、時々舌にくっつきます。なぜでしょう。 固体は、結晶と非晶質(ガラス)のどちらの状態にあるかによって、見える感じが違います。非晶質(ガラス)は、透明に見えますが、これは、原子(分子)の並び方がバラバラで、液体にちかい状態だからです。一方、結晶は、原子(分子)が規則正しく並んでいるので、固まり全体が1つの結晶の場合(宝石のような場合)には、透明ですが、ほとんどの場合は、小さな結晶が集まって固まりになっているので、光が散乱して濁って見えます。。 氷の模様というのは、水が氷るときにまず、小さな氷ができて、それが次第に大きく成長していくのでその跡が模様に見えるのだと思います。 氷が舌に触れた際に、舌の表面の水分が氷によって冷やされて凍ってしまうことで、舌にくっつきます。ただし、氷が小さい場合や、口の中に大量の水分がある場合は、水分が凍ることができないため、くっつきにくくなります。夏場に多いのは、おそらく口の中が乾いているからではないでしょうか。口の中が乾いてもしくっついてしまった場合は、大量の水を口に含むことではがすことができます。 (TM)) 2006/08/11- 2020/01/24 |