Q224★なぜシャボン玉は色が変わるのですか?

シャボン玉は、石鹸の分子と水が薄い膜を作っています。この膜の厚さが、シャボン玉を作った直後は、比較的厚い膜ですが、しばらくたつと、だんだんと薄い膜になってきます。光は、波のような性質をもっていることを勉強すると思います。シャボン玉の膜の厚さと光の波長とが近いので、膜の外側で反射した光と膜の内側で反射した光とは、干渉という現象を起こします。干渉というのは2つの波がぶつかったときに、波の山と山が強めあい、谷と谷が弱めあう現象です。たとえば、音も波なので干渉を起こします。扇風機の前でしゃべると声が違って聞こえるのも音の干渉です。シャボン玉の膜の厚さに合致した波長の光が強め合って強く反射するので、シャボン玉に色が見え、膜の厚さが変わるのでその色が変わってくることになります。

(TM) 2006/08/21