Q229★「酸性とアルカリ性で物の色はどう変化するのか」という実験をしました。青じその葉のゆで汁は酸性の水溶液で茶色っぽく、紅茶は酸性でオレンジ色っぽくなり、アルカリ性の水溶液で色が濃くなりました。青じそはアルカリ性では変化しないのですか?色が変化したのはそれぞれのどんな成分のせいなのですか?

 青じそに含まれる色素は、クロロフィル、カロテンなどです。これらの色素はあまり水に溶けないため、青じそをゆでても色素はなかなか水の方に出にくいと思います。その結果、色の変化がわかりにくいという結果になったのだと思います。
一方、紅茶の色素は、ポリフェノールの仲間で、水によく溶けます。一般にフェノールは、アルカリ性にすると、水素イオンがはずれて、色が濃くなる性質があるので、酸性とアルカリ性で色の変化が分かり易くなります

(TM) 2006/08/22 - 2020/01/24