Q23★牛乳と水を混ぜて、懐中電灯をあてると光がもれなくなりますよね? 牛乳には、半径が0.1~0.3ミクロン(1ミクロン=0.001 mm)の非常に細かい脂肪の微粒子が多数含まれています。これらの微粒子は、ある方向から射し込んだ光を四方八方に散らばせることができます(これを光の散乱といいます)。たくさんの微粒子を含む牛乳に懐中電灯をあてると、全ての光が散らばらされて、光が透過しなくな ります(漏れ出てこなくなります)。牛乳を大量の水で薄めて少しだけ白濁した溶液を作り、これに暗いところで細い光を当てると、光の通ったところが光って見えると思います。これは、脂肪の微粒子によって散らばらされた光が目に入って見えるため です(コロイド溶液と呼ばれるものに特徴的な現象です)。ほこりっぽい部屋に太陽光が射し込んだときに、キラキラとほこりが見えるのと同じ現象です。 (NS) 2003/08/18 -2018/11/06 |
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