Q231★赤じそのシロップを作って置いておくと冷蔵庫の中でガスが発生し、蒸留して集めるとpHで酸性を示すエタノールであることがわかりました。材料は赤じそ、クエン酸、水、砂糖です。食べ物からお酒ができるのはどうしてですか? また、しその色素に重曹(アルカリ)をいれると赤から直接青紫になりました。赤じそのあかはアントシアニンではないのですか? シロップを机にこぼしたとき、ぞうきんでふくと拭いたところが青紫色になりました。ぞうきんはアルカリ性なのですか? 食べ物からアルコールができるのは、砂糖などを栄養にしてアルコールを排出して生きている微生物(酵母菌)のためです。この微生物は、糖などをアルコールに変えるという化学反応でエネルギーを作って、そのエネルギーを使って生きています。アルコール発酵といいます。今回の場合、その微生物はシソの葉についていたのかもしれませんし、後から容器に入ったのかもしれません。 赤じそに含まれる色素はアントシアニン系のシソニンです。 pHによって変色する色素を使って、固体表面の酸性や塩基性を調べる方法があるので、それと同じで、ぞうきんの表面がアルカリ性であったといってよいでしょう。 (TM) 2006/08/22 |