Q247★「灰分」とは何ですか?


灰分というのは、ものを燃やしたときに、後に残るもののことです。いろいろなものは、有機物と無機物とに分けることができます。純粋な物質は、必ず、有機物か無機物かのどちらかに分けることができます。有機物は炭素を含んでいて、ほとんどの場合、燃やすと二酸化炭素と水などに変化して、後には何も残りません。一方、無機物は炭素を含まないものです。無機物は燃やしても、有機物のように、なくなるようなことはありません。
有機物の例としては、油、ペットボトルなどを挙げることができます。無機物の例としては、ガラス,鉄,茶碗などが挙げられます。 紙などは、ほとんどが有機物ですが、少しだけ無機物が含まれています。そこで、紙を燃やすと、燃え残ったものが少しだけ、灰(はい)として残ってしまいます。これが灰分です。

(TM) 2006/08/30- 2020/01/24