Q284★炭酸水を凍らしてみました。すると中身がすごくふくれてしまいました。どうしてこうなるのですか? またそれを解凍してからふたをあけたら気体が1日ぐらいずっとでてきたのですがどうしてこのようなことになるのですか? 炭酸水は、水に気体の二酸化炭素を溶かした水溶液です。一般的に、気体を水に溶かした時には、温度が低いほど溶けやすいのですが、炭酸水を冷やして、凍る温度(この温度を凝固点といいます)まで冷やすと二酸化炭素は氷の中に溶け込むことができず、急激に二酸化炭素が水から追い出されてガスとなります。そのため、液体(水)と気体(二酸化炭素)とを合わせた全体の体積が大きく増加することになるのです。 【注意!】 二酸化炭素に関連する実験は、急激な体積変化を伴うことが多く、ペットボトルやビンなどの決まった体積を持った容器の中に密封して実験をすることは大変危険です。この実験の場合も、たくさんの二酸化炭素が水の中に溶けていることが考えられますので、実験を行う場合には、炭酸水を柔らかいビニール袋に入れる等、体積が大きく変化してもわかるようにして実験をして下さい。二酸化炭素を扱う実験についての注意については、国民生活センターのホームページでも載っていますので、参考にして下さい。特にドライアイスを使用した実験については、注意が必要です。 国民生活センターホームページ ドライアイスを入れて密閉したペットボトルが破裂して大けが!! http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20070815_1.html 公式URL http://www.kokusen.go.jp/ (MM) 2007/08/23 |