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Q376★水とグルコースの密度の違いには、構造式のOH基の数が関係ありますか?


固体のグルコースの密度は、1.56g/cm3
氷の密度は、0.917g/cm3
水の密度は、1.00g/cm3
です。

分子量は、
グルコース 180
水 18
です。

固体の密度は、結晶の単位格子に含まれる分子数×分子量/単位体積

により求められます。

グルコース 単位格子の体積 約782Å3 単位格子に含まれる分子数 = 4
氷 単位格子の体積 約130Å3 単位格子に含まれる分子数 = 4

です。

グルコースの密度/氷の密度 = (180 x 4 /782) / (18 x 4 / 127) = 1.66

となります。

グルコースは、固体中でOH基を介した水素結合が存在しますが、
水とグルコースの密度の違いは、OH基の数によるものではなく、
分子量と体積の違いによるものです。


高3 (MT) 2019/07/04