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Q443★塩素が溶けた水を、水性ペンで書いた線の上に垂らす実験をしました。結果、塩素によってペンのインクが脱色されましたが、線があったところに黄色い跡が残っていました。この黄色い物質は何でしょうか。私は、ハロゲン系の化合物か、塩素の単体が見えているのではないかと考察しています。


学校の授業で行われた電気分解の実験において観察したのでしょうか。インクの脱色で黄色い跡が残ることをよく観察していましたね。
ご質問の脱色後の黄色い物質について、残念ながら明確に回答することは難しいです。というのは、水性ペンや「塩素が溶けた水」について、具体的にどのようなものを使用したのか分からないからです(ペンの色やメーカー、塩素が溶けた水の成分など)。その上で、ご質問に関連して考えられることを2つ述べます。

 学校の授業で行われた電気分解の実験において観察したのでしょうか。インクの脱色で黄色い跡が残ることをよく観察していましたね。
ご質問の脱色後の黄色い物質について、残念ながら明確に回答することは難しいです。というのは、水性ペンや「塩素が溶けた水」について、具体的にどのようなものを使用したのか分からないからです(ペンの色やメーカー、塩素が溶けた水の成分など)。その上で、ご質問に関連して考えられることを2つ述べます。

1.跡に残った黄色い物質が、塩素の単体又はハロゲン系の化合物かどうか。
跡に残った黄色い物質は塩素の単体ではないと考えられます。塩素の単体は室温では気体ですので、紙に残っていた可能性は低いです。またハロゲン系の化合物である可能性については、ハロゲン(塩素)をもつ物質は多数あり、無色のものもあります。色だけでハロゲンをもつ化合物であると言うことはできません。

2.黄色い物質について確認
「塩素が溶けた水」が、仮にうすい塩酸の電気分解で発生した塩素が溶けた水だった場合、塩素は水と反応するため、この水には塩素以外にも次亜塩素酸などが含まれていたと考えられます1)。この水に含まれた塩素や次亜塩素酸が、インクの色をつけている物質(色素)と反応して脱色や変色が起こります。
なお、水性ペンには目的の色を出すために複数の色素を混ぜて作られているものがあります。そこで今回の脱色の跡に残った黄色い物質について、更に詳しく確認してみてはいかがでしょうか。インクの色素成分はペーパークロマトグラフィーである程度分けることができます。白い紙を用いてインクの成分を分け、そこに「塩素が溶けた水」をかけてみてください。それぞれの成分に塩素が溶けた水を作用させることで、どの成分が黄色い跡になったのか確認できると思います。

1) 大木道則,大沢利昭,田中元治,千原秀昭編集,化学辞典,東京化学同人,1994年, pp. 213-214.


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中3 (SS) 2026/10/08