Q112★大きくて甘いメロンを作るには、ビニルハウス内で石油を燃やして栽培するとよいそうですがなぜですか?


 メロンなどの果実の甘みのもとである糖分は、光合成という働きによって、二酸化炭素と水から太陽などの光のエネルギーを使って作られています。
 二酸化炭素を植物に与えるために、ビニルハウス外で灯油を燃やして燃焼ガスをハウス内に導入するという栽培方法があります。
 光は炭酸ガスや水とともに光合成に必要な要因ですが、光が不足した場合に炭酸ガスの量を多くすることによって光合成が盛んになります。
 そこで、メロンでは光の不足する時期に炭酸ガスの施用を行う場合があり、他の植物に比べて施用効果が高いため経済的にも効果があるそうです。

  参考文献 「アールス系メロンの高品質生産」 神谷圓一・農耕と園芸 編集部 共編

(TH) 2005/06/20