Q270★どうして葉は緑色になるのですか?


 緑色植物の葉にはクロロフィル(葉緑素)とよばれる色素があります。緑色植物は太陽光を利用して水と炭酸ガスから酸素と炭水化物を作る光合成(炭酸同化作用)を行なっていますが、クロロフィルは太陽光を吸収する役割をしています。クロロフィルは可視光線(波長が400nmから700nmの目に見える光;nm(ナノメーター)は10-9m)のうち、430nm付近の光(青の光)と660nm付近の光(赤の光)を吸収するので,吸収された残りの可視光線(主に緑の光)が反射されて目に入って緑色にみえます。植物には葉のほか、実(果実)にも色素が含まれており、いろいろな色の果物があります。どんな色素が含まれているか、調べてみてはいかがでしょうか。

(FT) 2007/07/03