Q37★(1)氷は目に見えるのに、水蒸気が目に見えないのはなぜですか?
(2)分子と原子の違いは何ですか?


(1)机の上に水をこぼしてもいつの間にかなくなっていますね、これは水が水蒸気という水の分子になって空気と混ざり合ったため見えなくなってしまったのです。机の上にある水も、お尋ねの氷も,水そのもの氷そのものを見ているのではなく、水や氷と空気や床との境目が見えているのです。空気中では窒素や酸素などの小さい粒子(分子)が自由に動きまわっていますが、あまりにも小さくて私たちにはその姿を見ることができません。水も一つひとつは分子ですから目には見えませんが、それが非常に多く集まって,空気との境目が分かるようになっていたのです。水も小さな分子(水蒸気の状態)ですが水同志の特別な性質によって(化学の世界では水素結合といいます),分子同士が寄り集まり,酸素や窒素よりも容易に多くの分子が寄り集まって液体(水)になったり,さらに固体(氷)になります。酸素や窒素もどんどん温度を下げてゆくと分子同士が集まり,液体になり目に見えるようになります。ものが見えているということは,ものが集まってきて,そのものと異なったものとの境目(界面)が人に見えているということですね。

(2)原子と分子の違いについてですが、すべての物質は、通常の方法ではそれ以上分割することができない最小の粒子からできていて、その粒子のことを原子といいます。この原子がいくつか集まって結びついてできた粒子のことを分子といいます。

(MA) 2004/01/09 - 2018/11/06