Q64★理科の自由研究で、いろいろな液体に電流を流す実験をしました。そこで、食塩水に電流を流したところ、食塩水の色が黄色に変色しました。なぜ、電流を流したら食塩水の色が変わるのか教えてください。


結論からいいますと,黄色く着色したのは,電極として用いたステンレスから溶けだした鉄のイオンのためです。
食塩水溶液にステンレスを浸して電流を流すと,気体が発生するのを観察されたでしょう。これはマイナス側のステンレス板(負極)では水が分解して(還元といいます),水素ガスが発生しています。一方プラス側(正極)では,水の分解(酸化といいます)によって酸素ガスが発生すると同時に,食塩の成分である塩素(塩化物イオン)から塩素ガスが発生しています。プラスの極で発生している気体のにおいを嗅ぐ(思いっきり吸わないように!)と水道水やプールの消毒のにおいがするでしょう。これは塩素ガスのにおいです。
目で見てもわかりませんが,プラス極ではさらにステンレスの主成分である鉄の反応も少しおこり(これも酸化です),鉄イオンが生じています。この鉄イオンが黄色い色をしています。つまり電気を流すと,ステンレスといえども錆びるということで,この現象は溶液中に塩化物イオンがあるほどよくおこります。


(AI) 2004/07/29