Q199★消しゴムを作る実験キットで材質がポリオレフィンと書いてありました。ポリオレフィンとは何ですか。なぜお湯につけると軟らかくなったり、くっついたりしますか? それはね… ポリオレフィンとは、プラスチックの仲間です。 もう少しくわしく言うと、炭素と水素という原子だけでできているプラスチックのことです。 ポリオレフィンの仲間には、ポリエチレンやポリプロピレンなどがあります。 (ポリエチレン:スーパーのふくろなどに使われています) (ポリプロピレン:プラスチックのコップなどに使われています) このポリオレフィンは、簡単に言うと、ものすごく細くて小さい糸が、からまった形をしています。 これに熱をかけると、からまった糸がほどけてやわらかくなり、もっと熱をかけるととけます。 (例としてポリエチレンは、およそ80~100℃ほどでやわらかくなり、およそ100~140℃ぐらいでとけます) ちなみに、薬を加えることでプラスチックのやわらかさを調節する方法もあります。 また、熱くするとなぜくっつくのか?は、次のとおりです。 熱くするとポリオレフィンの糸がほどける ↓ くっつけた後、冷やす ↓ くっつけた所にあるポリオレフィンどうしの糸がからまる ↓ 固まって引っ付く (KH) 2012/07/30 |