Q211★どうしてせっけんは水に流せるの?
それはね…
せっけんは、油が好きな部分と水が好きな部分の両方を持っています。
せっけんは、汚れや油に出会うと、せっけんの油が好きな部分を使ってよごれを包みこみます。このとき水が好きな部分は外側になり、水の中に溶ける働きをします。せっけんは、これらの両方の性質を持っているので、汚れを包んだまま水に流すことができます。
このように、油が好きな部分と水が好きな部分の両方を持っているものは、汚れをきれいにする働きがあり、「界面活性剤」と呼ばれています。
また、せっけんは、流したあと、微生物の餌になり、食べられて分解されます。でも、たくさん流してしまうと、微生物が食べきれずに残ってしまったり、微生物がたくさん増えて水に溶けている酸素を使ってしまい、魚などの生物が呼吸できなくなって死んでしまうので、必要な量だけ使って、流すようにしましょう。
(JN & KK) 2018/01/05
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