.

Q413★中高生の質問 Q77 において、「食塩水は凍らないのではなく,凍る温度が低くなったために凍りにくいと考えて下さい。」との記載がありますが、実際に食塩水を凍らせたときの結晶構造はどのようになっているのでしょうか。


食塩水を凍らせようとした場合、「食塩水」として結晶化することはないと考えてください。
食塩水を冷却すると、純粋な水が次第に氷となって食塩(塩化ナトリウム)は食塩水中に溶けたまま残ります。つまり、残った食塩水は次第に濃度が濃くなっていき、凝固点が更に下がっていくと考えられます。
食塩の濃度がどんどん濃くなっていきこれ以上溶けることが出来ないほど濃くなった場合(これを飽和状態と呼びます)、今度は冷却とともに食塩が次第に析出すると考えられます。
つまり、最終的には氷と食塩は別々に分離した状態で結晶化すると考えられます。

高3 (MS) 2024/07/02