Q225★物の溶け方について学習しました。片栗粉は水に溶けないと習ったのですが、あたためるねばりけがでて粉っぽさがなくなります。底に片栗粉が分離して沈むこともないし、液体も透明に近いので、これは溶けたと言えるのでしょうか。


片栗粉(=デンプン)に水を加えると、片栗粉は水に溶けているのではなく、細 かい粒が水の中に散らばっている状態になります。見た目は白くにごっていますね。この片栗粉液の特徴については小学生の質問コーナーのQ159を見てください。
おっしゃるように、温めるとにごりはなくなり、透明になって粉っぽさがなく なります。これは、片栗粉(=デンプン)の粒に水が取り込まれて、粒がこわれて目に見えなくなるためです。専門用語ではこれをデンプンの糊化(こか)とい います。糊化した状態は、デンプンの網目状の構造の中に水が取り込まれた、 ゲルと言われる液体と固体のどちらとも言えない状態ですので、ふつうの「溶 けた」という言葉は使わないです。詳しくは中・高生質問コーナーのQ300を見てください。


小5 (KM &YK) 2024/08/20