Q40★魚の骨を食酢と炭酸水につけるとどうなるのですか。自分で実験してみましたが、酢につけたときはやわらかくなりましたが、炭酸水につけても変化がよくわかりませんでした。それはなぜですか?

  
それはね…

小学生の質問コーナーQ24,と中学生の質問コーナーQ73にも出ていますが,魚の骨は酸にとけます。
食酢にはさく酸という酸がふくまれていますので,骨がとけたのです。
炭酸水には炭酸とよばれる酸がふくまれていますので,骨もとけるはずです。
変化がよくわからないということですが,炭酸水をたくさんつかって実験してみるととけるのではないかと思います。
それは,炭酸水のつくりかたに関係しています。
炭酸水はあつりょくをかけて二酸化炭素を水に溶かしたもので,炭酸水のビンをあけると,二酸化炭素は空気中ににげていきます。
それが,炭酸水のあわです。
したがって,時間がたてばたつほど,水の中に溶けていた二酸化炭素はへっていきます。
炭酸とは,この水にとけている二酸化炭素に水がくっついてできるといわれている酸です。
水の中の二酸化炭素の量が少なくなると,炭酸も少なくなり,骨を溶かすはたらきも弱くなると考えて下さい。

(RN)