第23回化学安全講習会
主催 | 日本化学会 近畿支部 |
協賛 | 安全工学会・近畿化学協会・大阪工研協会・ 触媒学会・高分子学会・化学工学会関西支部・ 日本分析化学会近畿支部・有機合成化学協会関西支部 |
化学物質はあらゆる産業分野において非常に重要で不可欠なものですが、その性質を理解せず取扱いを誤ると発火や爆発、中毒などの事故に繋ります。また、化学物質の環境への影響も極めて重要な問題であり、その規制基準が益々厳しくなってきています。
このような観点から、日本化学会近畿支部では化学物質への理解を深め、研究所や工場などの安全性を高め、地球環境を守るために、危険・有害性化学物質の基礎知識や規制基準、災害例や中毒症例からみた事故防止対策、企業での安全活動の実例など現場に即した化学安全に関する講習会を企画致しました。
安全についての新規教育や再教育として絶好の機会ですので、皆様の多数の参加をお待ちしております。
日時 | 平成28年5月19日(木)-20日(金) |
会場 | 大阪科学技術センター 4階401号室(5月19日)、8階大ホール(5月20日) (大阪市西区靭本町1丁目8番4号・電話 06-6443-5324) |
交通 | 地下鉄四つ橋線「本町」駅下車、25番・28番出口を北へ約5分、 または同御堂筋線「本町」駅下車、2番出口を西北へ約10分。(うつぼ公園北詰) |
(演題題目及び講師)
第1日(5月19日)
1.リスク評価と安全対策 -化学プラントの事故の教訓を踏まえて-(10:00-12:00)
一般社団法人近畿化学協会 化学技術アドバイザー/元 住友化学株式会社 安田 稔 氏
化学プラントには様々な危険要因があり、それを種々の安全対策を施すことによって安全操業を確保しています。これらの安全対策は、従来は経験や危険予知活動の成果として実施されてきました。一方、近年リスク評価の手法を用いて、取扱物質や機械設備による災害防止を図る手段も利用されるようになってきています。ここでは、最近の事故事例を概観し、あわせて代表的なリスク評価手法の適用事例を紹介させていただきます。
2.世界の化学品規制の潮流 -アジア(中・韓・台)・日本・欧州・米国を中心に-(13:10-14:40)
株式会社住化分析センター 化学品安全事業部 グループリーダー 林 まき子 氏
現在、世界の化学品規制はめまぐるしく変化しています。
2002年のヨハネスブルグサミット(持続可能な開発に関する世界首脳会議:WSSD)で定められた「2020年までに化学物質の製造としようによる人の健康と環境への悪影響を最小化することを達成する」という目標に向け、世界中で化学品規制の新規施行・改正が行われています。
今回は、世界の化学品規制について、アジア、日本、欧州、米国を中心にご紹介させていただきます。
3.静電気による爆発・火災の動向と災害事例の解説(15:00-16:40)
第2日(5月20日)独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
火災統計等からみた静電気に起因する爆発・火災の動向について概説するとともに、最近の研究から判明した静電気関連災害事例の発生機構(粉じん爆発、噴霧帯電等)ならびに対策の基本について解説します。
電気安全研究グループ 部長 山隈 瑞樹
4.実験で紹介する静電気安全対策の基礎(10:00-12:00)
株式会社インターリード 取締役 蒲池 正之介 氏
石油・化学工場、製薬工場、印刷工場、軽金属加工工場など、可燃性のガス・溶剤・微粉体等を取り扱う産業の場では、静電気の放電による火災・爆発は必ずしも少なくありません。
そこで、産業現場における静電気の危険性を理解するための安全教育を目的として開発した器材を用いて実験(静電気の発生、作用、放電現象、ガス蒸気への着火、粉じん爆発等)を交えながら静電気現象および災害の発生機構、ならびに基本的な対策について解説します。
5.化学物質の毒性試験データに基づく健康有害性の評価とGHS分類(13:10-14:40)
元株式会社住化技術情報センター 澤瀉 久方 氏
ヒト健康への有害性の評価における毒性試験の位置づけ、毒性試験の方法と結果の評価について解説します。さらにハザード情報(毒性試験データやヒトでの疫学調査結果)に基づく製品(単一物質及び混合物)のGHS分類(健康有害性に関する項目)の進め方と注意点について解説します。
6.危険物第4類の性質について(15:00-15:40)
堺市消防局予防部危険物保安課 主査 小林 洋輔 氏
*講演者が変更となりました
消防法で定められている危険物のうち第4類(引火性液体)の性質を、実験を通じ紹介します。
7.消防法上の危険物規制について(15:50-16:40)
堺市消防局予防部危険物保安課 主査 小林 洋輔 氏
*講演者が変更となりました
消防法上、危険物に該当する物質を貯蔵・取扱う際の規制基準及び最近の法令改正の解説並びに管内の事故事例について紹介します。
申込締切日 | 4月28日(木) 定 員 80名 |
参 加 費 | テキスト代・ 消費税を含む 主催・協賛団体会員 32,000円、大学官公庁所属 20,000円、 学生 8,000円、非会員 42,000円 ※申し訳ございませんが、送金は平成28年3月1日以降にお願い致します。 本講習会では「化学安全講習会受講証明書」を発行いたします。 |
申込方法 | HP( http://kinki.chemistry.or.jp/form/view.php?id=4432 )、もしくは下記申込書にてお申込の上、参加費を送金して下さい。
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申込先 | 〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6階) 日 本 化 学 会 近 畿 支 部 Tel:06-6441-5531, Fax:06-6443-6685, E-mail: csjkinki@kinka.or.jp |
氏名 | |
会員資格 | |
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勤務先 | 部・課名 | ||
所在地 | 〒 |
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連絡先 | 〒 (勤務先と同じ場合は記入不要) |
TEL | |
FAX | |||
送金内容 | ( )主催・協賛団体会員 32,000円 ( )大学官公庁所属会員 20,000円 ( )学生 8,000円 ( )非会員 42,000円 請求書 要( )・不要( ) 領収証 要( )・不要( ) |
( )銀行送金 ( )郵便振込 月 日送 *予定でも結構です。 |