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第30回化学安全講習会


主催  日本化学会 近畿支部
協賛 日本化学会 環境・安全推進委員会・安全工学会・近畿化学協会・大阪工研協会・触媒学会・化学工学会関西支部・日本分析化学会近畿支部・有機合成化学協会関西支部

 化学物質はあらゆる産業分野において非常に重要で不可欠なものですが、その性質を理解せず取扱いを誤ると発火や爆発、中毒などの事故に繋ります。また、化学物質の環境への影響も極めて重要な問題であり、法令による規制も頻繁に改正されています。このような観点から、日本化学会近畿支部では化学物質への理解を深め、研究所や工場などの安全性を高め、地球環境を守るために、危険・有害性化学物質の基礎知識や規制基準、災害例や中毒症例からみた事故防止対策、企業での安全活動の実例など現場に即した化学安全に関する講習会を企画しております。
 本年度は、化学物質の発火・爆発に関する危険性、化学プラントにおけるリスクアセスメントの実施と課題、実験室や作業場での事故事例と安全管理、実験室・作業場における化学物質のリスクアセスメント、静電気事故を防止する安全対策の5講義(模擬実験を含む)に加えて、化学系企業の安全管理担当者による安全管理事例に関する講演を2件予定しております。化学安全に関する知識の習得と意識の向上をはかる上で非常に役立つ内容になっておりますので、安全についての新規教育や再教育の一環として、是非ご参加ください。

日時  2024年5月9日(木)-10日(金)
会場 大阪科学技術センター
7階700号室(5月9日)、8階大ホール(5月10日)
(大阪市西区靭本町1丁目8番4号・電話 06-6443-5324)
交通 地下鉄四つ橋線「本町」駅下車、25番・28番出口を北へ約5分、
または同御堂筋線「本町」駅下車、6番出口を西北へ約10分。(うつぼ公園北詰)


(演題題目及び講師)

第1日(5月9日)  

1.化学物質の発火・爆発危険性について(10:00-11:30)

国立研究開発法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門 招聘研究員 松永 猛裕 氏

化学物質は発火・爆発する危険性があり、重大な事故原因になります。このため、なぜ発火・爆発が起こるか、どんな化学物質・反応に注意する必要があるか、事故を未然に防ぐにはどうしたら良いかを知識として持っている必要があります。今回はこうした問題について動画など具体例を交えながら、わかりやすくご紹介させていただきます。

2.東レ(株)滋賀事業場の安全活動事例(12:30-13:10)

東レ株式会社 滋賀環境保安課 課長 中村 守秀 氏

 当事業場は生産・技術・研究があり、その分野も繊維高次加工、炭素繊維、医療、樹脂、水処理など多岐に渡る複合工場です。
 そのため、事業場として統一した安全活動を行うことは難しいですが、その分いろいろな知見や考え方を参考にできる利点もあります。
 強み、弱みを感じながら日々苦労して推進している活動事例を紹介させて頂きます。
 また、2023年4月から施行が始まった、改正労働安全衛生法への対応と取り組みについてもふれたいと思います。

3.化学防護手袋の選定および評価について(13:20-14:00)

株式会社日本触媒 レスポンシブル・ケア本部長 岡崎 和人 氏

 化学物質による皮膚障害等の防止のためには、適切な化学防護手袋を選定することが必要だが、化学工場で取り扱う化学物質は多種多様であり、対象物質に関する化学防護手袋の耐透過性能データが不足していることが、手袋の選定や使用方法を検討する上で課題となっていました。そこで、事業所において化学防護手袋の耐透過性能の簡易的な評価方法の確立を検討しており、今回はその試行錯誤の進展や得られた知見についてご紹介させて頂きます。

4.化学プラントとリスクアセスメント(14:30-16:00)

一般社団法人京葉人材育成会 会長 中村 昌允 氏

 リスクアセスメントは安全管理の要といわれているが、機能しているといえるのだろうか?
 化学プラントの事故はほとんどが労働災害である。しかし、爆発・火災・漏洩事故は起きれば、社会に及ぼす影響が極めて大きい。
 多くの製造現場は人の変化と設備経年化の課題を抱えている。
 重大事故はほとんどが設備の増設・更新や製造条件変更時の安全性評価の不備、すなわち、リスクアセスメントの質と変更管理の不備に起因している。
 最近の事故事例をもとに、リスクアセスメントをどのように行えばよいかを、人材育成の課題を含めて考えてみたい。
第2日(5月10日)

5.事故事例から考える実験室・作業場の安全管理(10:00-11:30)

大阪大学安全衛生管理部 環境安全化学研究室 教授 山本 仁 氏

 研究開発の現場である実験室や作業場は、新たな価値を創造する場であり、そのために試行錯誤が繰り返されるという特徴があります。そのような場の安全管理は、工場などのように定常的な作業が行われる場とは異なるアプローチが必須であることは間違いありません。研究開発に携わる人のアクティビティを保ちながら、彼らの安全と健康を担保するためには何が重要か、大学の実験室で収集した事故事例をもとにお話をさせていただきます。

6.実験室・作業場での化学物質に関するリスクアセスメント(12:30-14:00)

大阪大学安全衛生管理部 環境安全化学研究室 教授 山本 仁 氏

 実験室や作業場は、試行錯誤が基本となる作業であることから、一定の化学物質を定常的に大量に扱う生産現場とは異なり、少量・多品種・非定常の作業が行われるという特徴があります。そのような場でのリスク評価は、定常的な作業による長期暴露の評価だけでなく、実験作業ごとの危険性評価や作業の組み合わせ等まで考慮する必要があります。そこで、各大学で行われている取組事例を交えながら、実験室におけるリスク評価のポイントについてお話をさせていただきます。

7.実験で解説する静電気による火災・爆発を防止するための安全対策(14:30-16:30)

株式会社SL経営 取締役 蒲池 正之介 氏

 静電気の放電が関与したと思われる火災・爆発発生の原因を調べると、それらの多くに共通する静電気放電発生のメカニズムが浮かび上がります。本講演では、静電気災害事例を基に自ら開発した静電気安全教育用教材を用いて事例の再現模擬実験を交え静電気現象を解説し、静電気安全対策のポイントをお話しさせていただきます。

参加申し込みを頂く方へ

  • 発熱等の症状がある方はご参加をお控えください。
  • 受付、入退室時、会場内等で他の方との距離が近くなる時にはマスク着用にご協力くださいますようお願いいたします。
  • 会場内での飲食は禁止させていただきます。



申込期間 2024年3月1日(金)~4月24日(水) 定 員 60名
参 加 費 テキスト代・ 消費税(10%)を含む
主催・協賛団体会員 32,000円、大学官公庁所属 20,000円、
学生 8,000円、非会員 42,000円
申込方法 HP( https://kinki.chemistry.or.jp/eventform/view.php?id=14180 )よりお申込の上、参加費を送金して下さい。
  • 参加費は、銀行振込[三井住友銀行 神保町支店 普通預金 No.2267787・公益社団法人日本化学会近畿支部]にて送金ください。振込手数料はご負担ください。
    振込手数料はご負担くださいますようお願い申し上げます。
  • 主催・協賛団体の会員である会社・工場よりお申込みの場合、参加者個人が非会員でも会員並参加費で取扱います。
  • 申込締切日までにキャンセルのご連絡がない場合、参加費はお返し致しません。
  • 申込者には参加証を送付します。
問合先 〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6階)
日 本 化 学 会 近 畿 支 部
Tel:06-6441-5531, Fax:06-6443-6685,
E-mail: csjevent@kinki.chemistry.or.jp