Q126★プリンはなぜ冷やすと固まるのですか?

  
それはね…

プリンのようなゼリー状の物質を、「ゲル」と言います。 冷やすと固まるプリンにはゼラチンという物質が入っています。ゼラチンは冷やすと固まる性質があります。ゼラチンは動物の体を作っているたんぱく質から取り出します。お菓子のゼリーを固めるのにもゼラチンはつかわれます。そのゼラチンたんぱく質が冷やす事により網の目構造になり、水分がその中に閉じ込められるので液体が固まったような状態になるのです。
 プリンには温めて固めるプリンもあります。その場合はゼラチンをいれず、代わりに牛乳やたまごをいれます。牛乳やたまごのたんぱく質はゆで卵をつくるときのように熱を加えると固まる性質があります。 ゼラチンもたまごの成分もおなじたんぱく質という種類に属する物質ですが、くわしく調べるとその成分は異なるので性質も異なるのです。そのため、冷やすと固まったり、温めると固まったりするのです。 身近な「ゲル」としては豆腐、こんにゃく、寒天など食べ物の他に、スライム、固めるテンプル、シリカゲルなどいろいろなゲル状の物質があります。中学生の質問コーナーのQ3Q54、 Q168Q189Q233に関連する質問がありますので、そこも読んで見てください。

(AK & SO) 2007/08/08