Q141★なぜリトマス紙は赤色と青色の2色なのですか?

  
それはね…

リトマス紙はリトマスゴケというコケから得られる青色の色素をアルコールにとかし、紙に染み込ませたものから作られています。この色素は、昔は染料として使われていましたが、酸性では赤色、アルカリ性では青色になる性質があること分かりました。 このことを利用して現在では酸性やアルカリ性を調べる指示薬として使われるようになりました。試験紙には青と赤の2種類がありますが、これは製造するときに添加する酸の量の違いで、多めに入れると酸性になるので赤い試験紙ができて、少ないと青になるというわけです。ただ現在のリトマス試験紙は合成色素を使用して、天然のリトマス色素は使用していないそうです。
リトマス以外にもムラサキキャベツやいろいろな花の色素など天然のもので酸性やアルカリ性の性質を調べる指示薬に使えるものがありますので、よかったら関連する質問Q134, 107, 42, 33の回答も見てください。


(AK & TO) 2007/12/01